演算子
「演算子」は、プログラム中で、様々な計算を行うための記号。数学でもよく見る「+（プラス）」や「-（マイナス）」も、演算子として出てくる。他にも、Javaのプログラミングでは、様々な演算子が出てくる。
算術演算子
「算術演算子」は、数値の計算を行うための演算子。算術演算子には、数学の四則演算（足す、引く、掛ける、割る）などを行うための記号が用意されている。
+…a+b aとbを足す
-…a-b aとbを引く
*…a*b aとbを掛ける
/…a/b aをbで割る
%…a%b aをbで割った余りを出す
インクリメントとデクリメント
算術演算子には、少し特殊なものが用意されている。変数の中の値を1増やす「++」と、1減らす「--」である。
このような変数の中身を1増やす処理を「インクリメント」と呼び、また1減らす処理を「デクリメント」と呼ぶ。この計算方法は、「ループ処理」という、何度も繰り返す処理で多用される。
比較演算子
「比較演算子」は、値を比較してboolean(ブーリアン)の計算結果を返す演算子。
<…a < b aがbより小さいならtrue、違うならfalse（フォールス）
>…a > b aがbより大きいならtrue、違うならfalse
<=…a <= b aがb以下ならtrue、違うならfalse
>=…a >= b aがb以上ならtrue、違うならfalse
==…a == b aとbが同じならtrue、違うならfalse
実際の>の計算
boolean b = 3 > 1;
↓
3が1より大きいか？
(3 > 1 が正しいか？)
↓
正しいので真(true)
↓
変数bにtrueが入りちゃんと実行された。
論理演算子
「論理演算」はbooleanの値同士を計算する方法。「論理演算子」は、そのための記号。
&…a & b aもbもtrueならtrue、違うならfalse(AND・かつ)
|…a | b aかbがtrueならtrue、違うならfalse(OR・または)
^(キャレット)…a ^ b aかbの一方のみがtrueならtrue、違うならfalse
!…!a aがfalseならtrue、trueならfalse(否定や反対の意味)
実際の&演算
int a = 3;
boolean b = (0 < a) & (a <= 10);
↓
true & true
↓
&の左右が両方ともtrueなので
計算結果true
↓
ちゃんと実行された